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BCP(事業継続計画)研修

暑い日が続いていますが、熱中症対策は大丈夫ですか?
事務長はこのくらいの暑さが心地よく感じる変わったタイプの人間です…笑

そんなことはさておき、本日はBCP研修を行いました。


みなさんBCP(業務継続計画)って知ってますか?
介護施設や介護事業所の方は義務化されており、かなり浸透しているのでないでしょうか。多くの企業でもBCPの策定は推奨されており、導入している企業も増えています。

BCPとは何か

BCP(Business Continuity Plan/事業継続計画)とは、大規模な災害や感染症の流行など、緊急事態が発生した際にも、業務を中断させず、または速やかに復旧させるための計画です。医療・介護・福祉の現場では、利用者の命や暮らしに直結するサービスを提供しているため、特にBCPの策定と運用が求められます。

BCPを策定する意義

  1. 利用者の命を守る
    災害時も継続的にサービス提供を行うことで、利用者の健康や安全を守ることができます。
  2. 職員の安全と安心の確保
    危機的状況でも安心して働ける環境が整えば、職員の離職を防ぎ、士気も保たれます。
  3. 事業の信頼性と継続性の確保
    地域社会や関係機関からの信頼を得るうえでも、BCPの存在は重要な基盤となります。
  4. 法令・行政の要請への対応
    高齢者福祉施設や訪問看護などは、BCPの策定が義務化または推奨されており、コンプライアンスにも関係します。

しかし、そのBCPちゃんと活用できていますか?
BCPは作ったら終わりではありません。定期的な見直しと訓練をし、その都度修正していかないと中身のあるBCPにはなりません。
従業員にBCPを策定する意味や背景を知ってもらい、自然災害や感染症などに対する意識を高め、有事の際でも落ち着いて対応できるようにしなくてはいけません。

策定のコツ

  1. リスクを洗い出す(想定する)
    自然災害(地震・水害)だけでなく、感染症、停電、スタッフ不足など、自事業所にとってリアルなリスクを具体的にリストアップします。
  2. 優先業務を明確にする
    「何を優先的に守るか」を定めます(例:人工呼吸器の利用者、服薬支援など)。命に直結するサービスを中心に計画します。
  3. 平時からの訓練と見直し
    策定して終わりではなく、定期的な訓練(シミュレーション)と、実情に応じた見直しが必要です。
  4. 誰が何をするかの明確化
    役割分担を事前に定めておくことで、非常時の混乱を最小限に抑えられます。「責任者不在」の状態に備えて、代替者の指定も有効です。
  5. 地域との連携を意識する
    他事業所・行政・医療機関との連携体制もBCPの一部と捉え、協力体制を構築しておくことが重要です。

訪問看護ステーション笑福では、定期的な研修と防災訓練、見直しを行っており、ルーティンワークにも組み込んでいます。常日頃の防災意識を高めることが何よりも大切であると感じています。

事務長

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