訪問看護ステーション笑福では、利用者様一人ひとりに最適なケアを提供するため、専門性の高い知識の習得に継続して取り組んでいます。
今回は製薬会社のご担当者様をお招きし、パーキンソン病の治療薬と持続皮下注療法についての勉強会を実施しました。
■ パーキンソン病とは
パーキンソン病は、脳内のドーパミンが減少することで
・手足のふるえ(振戦)
・動作の遅れ(寡動)
・筋肉のこわばり(筋固縮)
・歩行障害、姿勢の不安定
といった症状が生じる進行性の神経疾患です。
進行に伴い、内服薬のみでは一定の時間帯に症状がぶれてしまう
「ウェアリングオフ(薬効の切れ)」
が生じることがあり、生活の質に大きく影響を与えることがあります。
そのため、より安定した薬物療法が求められています。
■ 持続皮下注療法とは
今回学んだ「持続皮下注療法」は、薬剤を持続的に皮下へ投与する方法で、ポンプ機器を使用して1日を通して一定量の薬を供給するものです。
【メリット】
・血中濃度が安定し、症状の波が減りやすい
・投与速度を調整し、生活リズムに合わせられる
・内服が難しい方にも適応可能
・在宅でも使用しやすい
パーキンソン病の治療選択肢が増えることで、
「その人らしい生活を維持しやすくなる」
という重要な役割を担っています。
■ 勉強会の内容
今回の勉強会では、
・パーキンソン病薬物治療の最新知識
・持続皮下注の原理や効果
・実際のポンプ機器の構造、操作方法
・在宅で支える際の注意点
について詳しく学びました。
特に今回は、これから持続皮下注を開始予定の利用者様がいるため、より実践的な内容を深く学ぶことができました。
スタッフにとっては初めて触れる機器も多くありましたが、
「投与速度の調整によってその人に合った生活を支えられる」
という点に大きな可能性を感じる勉強会となりました。
■ 多職種連携の重要性
持続皮下注療法は、医師・薬剤師・訪問看護・家族が連携して行う治療です。
各職種が適切な情報を共有し、迅速に対応することで、安全性と効果が高まります。
笑福では、多職種との連携を大切にしながら、利用者様が安心して生活できる環境づくりを進めています。
■ 今後の取り組み
今回の学びをもとに、
・スタッフ全員の技術習得
・緊急対応マニュアルの整備
・家族向け説明ツールの作成
など、より安全で安心できる在宅医療体制を強化していきます。


笑福は、専門性の高い訪問看護を提供し、利用者様の「その人らしい暮らし」を支えてまいります。
事務長
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