先日、日本訪問看護財団主催の「リンパマッサージの基本」研修に参加した職員が、学んだ内容を実践形式でスタッフへ共有してくれました。

リンパの基礎理解から
まず確認したのは、リンパの役割です。
- 組織間液の回収
- 老廃物の排出
- 免疫機能への関与
浮腫は単なる「むくみ」ではなく、
✔ がん術後
✔ 心不全
✔ 腎機能低下
✔ 長期臥床
など、さまざまな疾患や状態と関連します。
在宅看護では「原因を考える視点」がとても重要です。
手技のポイント
今回の研修で特に強調されていたのは、
- 強圧ではなく“軽擦圧”
- 皮膚を滑らせるのではなく“皮膚を動かす”
- 中枢(体幹側)を先に流す
- リズムはゆっくり一定
という基本原則。
「気持ちよさ」よりも「解剖学的な流れ」を意識することが大切であると再確認しました。
在宅ならではの注意点
在宅では以下の点に特に注意が必要です。
- 発赤・熱感・疼痛の有無(感染や血栓の可能性)
- 心不全悪化のリスク
- がん性浮腫の状態評価
- 皮膚トラブルの予防
安易に実施するのではなく、「観察 → 判断 → 実施 → 再評価」の流れを徹底することが安全なケアにつながります。
実践形式での共有
今回の共有は講義形式ではなく、実際に手を動かしながら確認。

圧の強さを体感することで、
「思っているよりもずっと優しくていい」
という気づきが多くありました。
知識だけでなく、感覚として身につけることが重要だと感じました。
在宅ケアは、日々の積み重ねがそのまま利用者さまの生活の質に直結します。
これからも笑福は、基礎を大切にしながら、専門性を高め続けていきます。
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